| 鈴木:今の話、視点を変えていうと、水道水に電気を通す量と時間をコントロールするだけで、欲しい効果にあわせた濃度の電解水を自由に、そして簡単に作りだすことができ、さらにはしばらくの間保存することも可能だということなんです。実はこれは電解水の大きなメリットのひとつで、家庭でも使いやすい、そしていろいろな種類の商品に応用がきくということを意味しています。
聞けば聞くほど電解水にはメリットがいっぱい。
この電解水を家電商品に応用できたのはどうして?
[努力・技術の積み重ね]
鈴木:電解水そのものについては、なにも三洋独自の発明でもなくて、工業・農業用の洗浄・消毒など、業務用などで、世の中に広く使われているものです。ただその技術を家電でこれだけ幅広く商品化してきたのは、三洋電機だけだ、といえると思います。それができたのは、ひとつには業務用商品で研究を重ね、基本的なノウハウが蓄積されていたことです。そしてもうひとつ、これがけっこう単純だけど重要なことなんです。
そういわれると聞きたくなる。そのもうひとつとは?
鈴木:通常、工業用など業務用の電解水システムは、塩素イオン濃度の高い水を電解して、濃度の高い電解水を得る場合が多いのですが、その技術をそのまま身の回りで使用する家電商品に応用すると効果が強すぎるんです。しかし、薄い濃度の塩素イオンが入っている水道水を電気分解すると、ちょうどいい濃さの電解水が得られたというわけです。
あとは、水道水の電気分解に適した電解システムの開発など、事業部門の協力も得て次々に開発が進みました。水道水を直接電気分解して得られる電解水を、家庭用商品に幅広く応用しているメーカーというのは三洋だけです。ですから当社の電解水を搭載した家電商品群は、他社にないオリジナルな商品群だということが言えると思います。そして、電解水を搭載した商品が増えてきたため、この商品群をシリーズでPRしようと、カンパニー・営業部門と連携して「α電解水」ブランドの立上げへと至ったわけです。
なるほど、毎日の暮らしに”プラスα”の快適性をあたえてくれるのが「α電解水」シリーズ。それはこういう経緯で誕生したわけだ。
それではどのように個々の商品が生まれてきたのか。
その具体的なきっかけを聞いてみた。
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