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こだわりシリーズ No.07
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02ニーズを具現化することが私たちの仕事

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アンケートやモニター調査で、お客さまの不満&要望を収集
佐藤:「企画スタッフはまず、お客さまのニーズを洗い出すことに注力しました。サイクロン式クリーナーをご使用の方はもちろん、クリーナー全般のご不満&ご要望をアンケートなどで抽出。その結果、掃除機のライフサイクルである6年間“フィルターのお掃除不要”※1 を実現させるとともに、すき間や壁ぎわをラクに掃除できる“逆立ちパワーブラシ”も必要だという結論に達したのです。
もちろん試作段階では、お客さまにも実際に使っていただきました。“これでは使いにくい”といった厳しい声が挙がった時には“どう改善するか”に頭を悩ませ、技術スタッフ・デザインスタッフと協力しながら、一つひとつの問題点をクリア。“誰もがより楽しくお掃除できるクリーナー”をつくるために、お客さまの声をとことん反映してきました。


※1: 当社が推奨する「ティッシュ」と「チリ落とし」を行い使用された場合の、当社試験ゴミによる当社試験結果。3LDK(24畳相当)を毎日掃除し、ゴミ捨てした場合の試算。ゴミの種類や条件によって異なります。
 
“掃除が楽しくなる”イメージから、アイデアをふくらませる

森田:「フィルターの掃除を6年間不要※1にする──この課題は技術スタッフにとって一番の難関でした。ティッシュを使うことである程度はクリアしていましたが、さらにダストカップ内の“スムーズな空気の流れ”を検討する必要があったのです。そこで私たちはまず、ゴミがたくさん詰まった掃除機の紙パックを社員から集めました。試験ゴミと家庭ゴミではフィルターの目詰まりの仕方が異なるため、よりリアルな試験を行おうと考えたのです。集めた紙パックはなんと100個以上。そのゴミを試験室にばらまき、性能試験を繰り返したわけですが、毎日チリやホコリにまみれてダウンするスタッフが続出!過去に例がないほどの過酷なテストでしたね。最終的には、ティッシュでブロックツインサイクロン構造テミッシュプリーツフィルター※2除塵機構といった4つの機能を融合することで“フィルターの掃除6年間不要”※1を可能にしました。

※2: 「テミッシュ」は日東電工株式会社の登録商標であり、日東電工株式会社が製造する四フッ化エチレン樹脂多孔質膜の総称です。

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●ティッシュでブロック
フィルターにティッシュを1枚はさむだけで、細かなチリやペットの毛をブロック。ティッシュごとチリを捨てられるので便利です。
 
●ツインサイクロン構造
ファーストサイクロンで遠心分離、セカンドサイクロンでさらに遠心分離する構造。大容量の大型ダストカップと、カップの端からゴミをプレスしていく機能とで、目詰まりしにくくパワーが続きます。
●テミッシュプリーツフィルター※2
新素材「テミッシュ」による大面積のプリーツフィルターを採用しました。従来のフィルターよりゴミばなれに優れている素材です。
 
●除塵機構
ゴミ捨て前に手動レバーでチリ落としする「リフレッシュ機構」で、目詰まりを抑え、強力パワーをさらに長く持続させます。

森田 明宏
森田 明宏(1983年入社)
三洋電機株式会社
ホームエレクトロニクスグループ
HAカンパニー 
生活家電ビジネスユニット
生活家電技術一部 掃除機技術課 主任技術員


もう一つのポイントは、お掃除の流れを止めない“逆立ちパワーブラシ”の開発。アンケート結果でも“アタッチメントブラシの取り替えが面倒”というご不満が多かったため、ブラシを取り替えることなくすき間や壁ぎわをラクに掃除できる方法を考えました。そして思いついたのが、ブラシをタテに使うという新しいアイデア。当社の掃除機には“ガバどり機能”を採用しているので、吸引面は大丈夫だろうという確信がありました。問題はいかにスムーズにブラシをひねらせるか。これは何度も改良を重ね、持ち手を替えるだけでヨコからタテにクルッと逆立ちするブラシを実現しました。

また、フローリングシートを自動的に巻きつける“くるっと磨きの技”も三洋の掃除機ならでは。もともとプリンターの給紙システムを見てヒラメいたものですが、遊び心のある付加価値になったと思います。

 
●ガバどり機能
ブラシの吸引面が壁にあたると前部がガバッと開くシステムです。ゴミが取りにくい壁ぎわを一気に横スベリ、ノンストップでお掃除もラクラク。
●くるっと磨きの技
ブラシの吸引面にフローリングシートを付けると、回転モップに早変わり。細かいハウスダストも逃しません。
 
土田 弘子
土田 弘子(1984年入社)
三洋電機株式会社
ホームエレクトロニクスグループ
HAカンパニー 経営企画室
デザインユニット
デザイン一部 デザイン二課 チーフデザイナー
よりコンパクトで、今までにない美しい掃除機を
土田:今求められている掃除機は、小さくて軽くてよくゴミを吸うもの。ですから、デザインスタッフの目標は“とにかくコンパクトな掃除機をつくろう”ということでした。しかし小さな掃除機のなかに高い機能性を盛り込むのは並大抵のことではありません。一番最初に提案したスチロールモデルでは企画スタッフの佐藤さんから“これは難しいんじゃないか”と言われ、技術スタッフの森田さんとも細部にわたって毎日検討を繰り返しました。そして出来上がったのは、高機能でコンパクトな掃除機。デザインの最初の提案が通ることって少ないのですが、今回は技術スタッフががんばってくれたおかげで、イメージ通りのデザインが完成しました。

デザインのコンセプトは、“エレガンス”と“スポーティー”をミックスさせた新しい上質感。やわらかいラウンドフォルムのなかにスポーツシューズのようなラインを入れることで、さりげない個性を演出しました。ただこのラインはデザイン側の意図と異なり、企画スタッフにはマラソンのシャツに見えたみたいです。これがパワーが続く掃除機の“The 持吸力マラソンサイクロン”というネーミングのきっかけになったのです(笑)。

カラーは、チタンシルバー・サファイアブルー・ダイヤモンドホワイト・クリスタルブルーの4色を採用しました。特に、汚れの目立つ掃除機でホワイトはほとんど使われることがなかったため、当社にとっても冒険でしたね。しかし私自身が美しいホワイトの掃除機を所有したいと思いましたし、掃除機の色の固定概念を払拭したいという思いもあって、あえてカケに出たのです。発売前にお店で試作品を並べてみた時にはホワイトが一番好評で、自信を持って発売することができました。
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