同じように、ニコラさんの言葉を借りれば、「陶器」というモチーフがあるんです。このあたりの縁の部分がちょうど陶器をひねったような感じになっているでしょう。これは陶器の持つあたたかさと強さをイメージしているんです。薄型のみを競う従来のフラットテレビでは考えられないことですよ。
清水マネージャー、なんだかテレビを撫ではじめた・・・。 カラーは17V/23Vはパールホワイト、42Vはパールホワイトとメタリックシルバーです。どちらの色も光を反射し陰影をほどよく付けるので、効果的に形を表現してくれます。全体のボリューム感や包み込むようなカーブをきっちりと見せ、なおかつ心地よいトーンを保つ。コンセプトとの統一感と単色のもつインパクトも大切にしました。
先日、ニコラさんとお会いする機会がありまして、「世界は広いですよね」という話をしました。カプージョは日本市場向けをメインにしていますが、三洋電機とニコラさんがコラボレーションした商品で、いつか世界の人々が喜んでくださればすばらしい、と思っています。 清水マネージャーとニコラさん、直接会って話したのは、開発プロジェクト全体からいうと、さほど多くの時間ではなかったという。そして、そのとき話したことよりも、とても楽しい時間を過ごしたという記憶の方が鮮明に残っている、と清水マネージャー。言葉や方法論を越えたところで、2人はアプローチし、理解しあっていたようである。 こちらとしても清水マネージャーの話は大変楽しいものであった。明確な受けこたえに、最初は「怖いひと?」の印象もあったが、それはまもなく打ち消されていく。デザインの話が進むにつれ、次第にニコニコ、いやデレデレに変わっていく様子に、このデザインに対する並々ならぬ惚れ込みようがうかがえた。 電気屋さんのテレビコーナーに、時代を変えることになるであろうその姿を見にいくのが、私も楽しみになった。